彼はまどろみを打ち砕いて 私の膝の上に降り立つ。 彼は革靴にそっと口付けて 私の行く先を導く。 彼は高らかに歌声を上げて 私の髪を輝かせて呉れる。 彼は微笑みを後に残して 私の目の前で其の身を隠す。 そして彼は世界を巡って 黄金の一時を与え続ける。 お題:色 ─それは世界を美しく彩るモノ─ 金色