猩々紅冠鳥の花嫁。それが私。 花冠を乗せましょう。 王子様は未だ見つかっていないのだけれど、 今宵は貴方の指で我慢してあげる。 流離い人を介して彼の歌声を聴いた。 深紅色のブーケ、沈んだ。 猩々紅冠鳥の花嫁。それが私。 何時かきっと、花冠を被って、 王子様は未だ見つかっていないのだけれども。 今宵は貴方の声を聞いて眠ってあげる。 枢機卿を介して彼の歌声を聴いた。 流離い人は遠く、未だ私の睛も知らない。 お題:自分のペンネームで。
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