「やめる」
              って、センパイが云ったんです。

              何だか、わたしが入部する前からいろいろあったらしくて。

              3年のセンパイたちが1年だったころ、センパイが恐かったらしくて。
              自分たちがいやだったことはコウハイにしないようにしていたらしくて。 

              2年のセンパイたちは、
              「3人じゃなきゃいやだ
               2人じゃできない」
              って。

              少人数で、花がないと云われつづけて、不人気で、それでも皆、ほんとうに仲がよくて・・・

              皆なきました。
              1年生のわたしたちもなきました。
 
              やめるって云ったセンパイはわたしたちに優しくて。

              たくさん悩んだみたいです。悩んで、それでやめようってきめたそうです。
              やりたいことのために。

              それが何なのか、わたしたちは知らないけれど。

              センパイは云いました。
  
              「やめるって云いだせるし、ここはすごく楽しいところだった
               いいところにいるって、やめるって云ったときに思った」

              いいところにいる。そうなっていったのは、どうやら今の3年生が進級してかららしくて。
              3年のセンパイたちも、何回もやめようとかんがえたらしくて。
 
              わたしたちは、少なくともわたしは、そんなことぜんぜん知らなかったんです。

              アットホームだなって、そんなふうにしか受けとめていなかったんです。

              それで泣きました。

              仲よくなったセンパイがやめるのは、さみしいです。
              ほかのセンパイや顧問のせんせいは、できればやめないでほしいと思っているそうです。

              でもわたしは、センパイがたの思いとか、これまでのできごととか何もわからないけれど、
              考えぬいてやめるってきめたなら、それでいいと思います。

              それでセンパイのやりたいことがかなうなら、そうしてほしいと思います。



                   自己完結の物語。

                   そう云われても仕方の無い事。

                   だって私の意見は、未だ誰にも話していない。
 
                   先輩だってそう云われて仕方無い。

                   自己中心極まり無い事。
 
                   だって、そう云う物じゃないですか。




              このさきどうなるかはわかりませんが、わたしは本人の意思がとおるものだと思っています。

              そして、アットホームだなって、そんなふうにかんじられる部活でありつづけたいです。





























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