曖昧で
  意味のない
  餓えを凌ぐ
  餌を下さい

  お菓子を呉れる
  神様だって
  今日はきっと
  来るでしょう

  健全な魂は健全な肉体に宿り
  高慢な君主には狐狩りと獅子の毛皮(必ずしも本物でなくて良い)が必要であり
  細工は流々仕上げを御覧じろ
  死に至る病は
  既に巣食っているのだ
  青年は過ちを犯し、壮年は争い、老年は悔恨し、
  そして全ては神の為に

  楽しいね

  血に餓えた
  爪と牙
  テレヴィジョンから際限なく垂れ流されためくるめく妄想の享受
  と、云う物語
  何て素敵

  人間は考える葦である
  濡れにぞ濡れし
  ねぇ
  逆上せ上がる程の(空想上の)恋はいかが?

  破滅的に甘いドーナツを下さい
  一つでは足りない
  二つでは生殺し
  平気な顔して御馳走様を言います
  本当の願いは何時だって独り善がり

  まだ全然足りないの(三つ目は未だか知ら)

  皆々
  昔々
  メサイヤがいた頃の
  物語

  やっぱりもう
  夢見る乙女じゃいられない

  善く生きる方法なんて分かんない

  螺旋階段の街並みを
  林檎飴くわえて練り歩く
  ルイスキャロルに憧れたあの日は
  恋愛の幻想と
  ロゴスの法則に従った美しい世界と共に立ち去った

  私にはとりあえず三つ目のドーナツが必要なのだ

 















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